20150627

上り列車と下り列車と線路

上り列車と下り列車と線路



天動説は毎日、同じ場所で、同じ時刻で、同じ方向を観察していた。

自分がカニ歩きしたり、
首を振ったり、
見えるものに向かって近付かない。


これじゃ、相対性概念は発生しないよね。

動いているのはフレーム内に見える点や大きさを持ったイメージだけ。
フレーム内に見える風景は、山とか動かないもの。
観察している自分は風景に包まれ、風景と一体。



潜水艦の潜望鏡でも同じ。
でも、潜水艦の艦長は覗きながらグルグルもするし、
じっとしていても船体が海流に流されて、港湾の風景とかが動く。

港湾は動かないハズだとして、自分が動いてるにする。


波が全くなく、大海のど真ん中で、目標物も見当たらない、
数学的水平線だと、グルグルしても潜望鏡フレーム内の映像からは変化がわからない。

潜望鏡グルグルと同期してフレーム中央に見え続けるUFOがいたら、
潜望鏡内に入り込んだ虫が休んでいただけかもしれない。

潜水艦艦長は身体を持っているからグルグルすれば疲れるし、
グルグルは、等速直線運動と違って、遠心力というか向心力という加速が常にかかる。





時刻は瞬間的なもの。毎日記録してパラパラ漫画にすると太陽の南中高度が動いて見える。

太陽や月や星々も、数時間連続して見続けても動いてるけど、
24時間毎の瞬間をパラパラ漫画にすると、連続して見てたときとはちょい別な動きをしてる。

パラパラ漫画の速度は365日分を365秒にでも10秒にでもできる。

これはいまやることにあまり関係ないことだけど、量子力学とかの方には関係あるかもね。

リアルタイムの動き速度と、数学的的操作の編集時間による見かけの動き速度。
編集時間の方は、パラパラ漫画という断続的なもの。



フレームを画面の枠とする。画面内と画面外。
車両輪郭側面の枠をフレームと呼ぶ場合もある。フレーム内外。




天動説は太陽や月や星々の地球からの距離は問わなかったけど、
方向への記述があった。

アインシュタインの思考実験、同時性破綻があるかないかでは、
列車の画面中心からの距離や、画面中心とフレーム枠のどちらに近いかの割合だけが問われる。

イメージ的にはフレームを中心から左右に分割。
それを数学座標で表現すると、xy平面を原点Oで左右に分割。

無限性のxy座標に、適当な大きさ、列車全長が入って、
10秒前の列車があった位置とか、10秒後に列車がある位置を収容できる大きさのフレームを用意する。

無限の広さの内側に、有限大きさのフレーム枠がある。

さらに、フレーム内フレームである車両輪郭側面を左右半分にする縦線に注目する。


同時性破綻の思考実験では、注目したフレーム縦線からの左右だけを問う。
見ている自分の具体的な位置がない。

2次元平面で思考実験しているから、自分が3次元空間内の局所存在であることに気付かない。





でも天動説じゃ、距離はどうでもよくて、方向が重要。

方向ってのは、画面内の左右じゃなくて、
自分の存在があって、見えた方向を述べる。
左に30度とか、右に20度。

自分を基準にしてもいいけど、メッカの方向 とか、メッカの方向は直接目に見えない場合があるから知識、地図概念とか使うけど、

最初は見えて目立つもの、山とかを使う。
狭い範囲なら山の左側、右側でもいいけど、

正面に見える山の左側90度とか、120度となると、
正面という概念が、自分の立ち位置と視線方向での、前後となる。

正面を見ている自分の肩幅延長方向と頭と足元を結び鉛直方向が作り出す、
自分が存在する平面。


洗面所の鏡で自分を見れば、














山の左100キロメートルに見えるとは言わないよね。
距離ってのは地図の知識がないと使えない。














まずは、このカニ歩きをした場合、アインシュタインの思考実験がどうなるか確認しよう。